ニュージーランドでの1シーズンのトレーナー生活を終えて、インタビューを行いました。

今後、海外に興味のある方の参考になればかと思っております。

今までの学歴、職歴、資格を教えて頂けますか?

ー学歴ー

平成20年 大阪市立市岡商業高校卒業

平成20年 医療法人 平成医療専門学校柔道整復師科入学

平成23年 医療法人 平成医療専門学校柔道整復師科卒業

平成23年 医療法人 平成医療専門学校鍼灸科入学

平成26年 医療法人 平成医療専門学校鍼灸科卒業

平成28年6月〜8月 EF sydney english school

 

ー職歴ー

平成19年11月 しげみ鍼灸整骨院 入社

平成23年12月 しげみ鍼灸整骨院 退社

平成24年1月 まさる鍼灸整骨院 入社

平成28年5月 まさる鍼灸整骨院 退社

平成28年9月〜平成29年1月 ファームジョブ

平成29年2月〜現在 Onehunga Sports  のトレーナー

 

ー資格ー

柔道整復師 鍼灸師  

 

・ニュージーランドに行こうと思った経緯を教えてください?  

自分の実力はどこまで通用するのか、海外でも通用するのか知りたかった為  

 

・どのくらいニュージーランドにいましたか?  

1年程居てました。  

 

・ニュージーランドではどのような生活をしていて、どのようなチームに所属していましたか?

生活は基本的に日本よりものんびりしていました。暇な時間に英語を勉強したり、呼び出しがあれば選手の治療にあたってました。

治りが悪い選手は治療方針を変える為、さらに勉強しました。 オネハンガスポーツ(州リーグ1部)のサッカーチームに所属していました。

 

・治療するにあたって、日本との違いはありましたか?  

はい、あります。日本では治療スタイルが型にはめられていた為本来してあげたい治療、試してみたい治療などが出来なかったです。

ニュージーランドに来て、自分が満足出来るまで治療できたのでよかったです。

時間は気にした方がよかったとは思いますが(笑)監督的に(笑)  

 

・海外に行き、日本でやっておけばよかった事などはありますか?

英語もそうですが、私はフィジカル的な方は弱いので、そちらの方もやっておいた方がよりトレーナーらしく なれたのではないかと思います。

 

・海外でどのような事を学べたと思いますか?  

学べた事はたくさんあると思います。特に英語を話せない、聞き取れない私に優しく接してくれた選手達、

簡単な英語に 置き換えて話してくれたり、ボディランゲージで伝えてくれたりしたおかげでよりこちらのやる気にもつながりましたし、

早く治してあげたい、その為にどのような治療をするのか、どのテーピングをすれば少しは軽減され試合に出すことができるか など考えたり、

プレイスタイルを見て、触診することによって根本的な治療ができたりしました。

なので、間違いなく日本で居た時よりも腕は上がりました。

あと、サッカーのルールすら分からなかったので 試合を観ている間に少しは分かるようになりました(笑)  

 

・今後、海外に興味のある方に伝えたい事を教えてください。  

まず私は海外に挑戦するよりも、安定性を優先してたタイプです。

行くきっかけになったのは安定した職を3ヶ月後に辞めると 辞表したことです。

3ヶ月後に収入が無くなるどうしようと思った時にすべてイチから築きあげていこうと思い知り合い のいない場所、

すぐには帰ってこれない場所、言葉も通じない場所を選び、海外に行こうと思いました。

私は単なるビッグマウスは嫌いだったのが幸いで、有言実行するため誰にも相談せずまず家族にうちあけ、

仲の良い友達に話して自分を追い込み海外に行かざるおえない状況を作りました。

海外に興味があるけど行く勇気がない、もしくはお金がないって言う人はたくさん耳にします。

前者の方は行く勇気ではなく、仕事を辞める勇気を持つことだと私は思います。

後者の方はまず、ビザの申請で何が必要なのかを調べ往復切符と1ヶ月分生活できるお金があれば十分です。

ニュージーランドであれば多く見積もってX線検査など病院かかる費用約3万円、

往復切符約15万円、家賃・食費1ヶ月10万円 なので余裕を持って40万あれば生活できるし、

その間にバイトを探し、見つからなければ帰ってくればいいと思います。  

 

行く事で違う文化に触れ自分の考えが変わったり、

もしくは強い意志をもったりと良かろうが悪かろうがそれが経験になり糧となっていきます。

私の場合は勇気出して行ってよかったし、

行った事によっていろんな人と出会い良い仕事を紹介してもらうことが出来ました。

 興味があればぜひ行って自分の目で確かめてほしいです。