ドイツで圧倒的な人気を誇るスポーツ、サッカー。この国ではサッカーというスポーツが人々の生活には欠かせないほど重要なものになっています。W杯では優勝4度、準優勝4度、ベスト4に5度、欧州選手権でも優勝3度、準優勝3度という輝かしい成績を収めています。
近年では2014年のW杯ブラジル大会優勝、2012年と2016年の欧州選手権ベスト4という成績を収めています。クラブチームにおいてもFCバイエルン・ミュンヘンが2019/20シーズンのチャンピオンズリーグ王者へと輝き、女子サッカーもUEFA女子チャンピオンズリーグと名称が変更された2009/10シーズン以降、ドイツのクラブが4度の優勝と5度の準優勝に輝いています。2019/20シーズンまでの11大会中9度の決勝進出という好成績を収め、男女ともに国内リーグのレベルの高さを証明し続けています。
1954年からW杯連続出場、72年から欧州選手権連続出場と世界でもトップクラスのレベルにあり、常に安定した成績を残しています。そしてサッカー競技人口が世界一であり、世界最多の観客動員数を誇るブンデスリーガがあるドイツは世界一のサッカー大国と言っても過言ではないでしょう。
ドイツのサッカーリーグはプロやアマチュア選手問わず、海外で日本人が一番多く所属しています。近年はドイツの国内リーグにおける日本人選手の活躍により、日本人に対する評価が非常に高まっています。日本で評価されなかったから、ドイツでも評価されないとは限りません。この国では経歴よりも、現地で実際に結果を残した選手が評価される実力主義になっています。他のヨーロッパ諸国と比べても日本人に近い性格をしていますので、日常生活で他の国ほど困る事はありません。治安も良く、ワーキングホリデービザ、学生ビザがあるので比較的ビザの取得し易い国です。また、歴史的建造物、名物も多い事から人気の観光地の1つでもあります。
ドイツのプロサッカーリーグは、1~3部まであります。その下は国内を5つに分けて行われる4部(レギオナルリーガ)があり、その下が日本の地域リーグに相当する5部(オーバーリーガ)です。さらに日本の地域2部又は県リーグに当たる6部(フェアバンデスリーガ)があり、7、8部と続きます。合計で1~11部程度まで各地域に存在します。
ドイツのシーズンは7月~8月中旬にプレシーズンが始まり、その後にリーグ戦に突入します。12月中旬から2~3週間のウィンターブレイクを経て、1月末ごろから5~6月まで後期リーグが実施されます。