今回はドイツでチャンスを掴もうとしている選手について紹介します。

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鈴鹿雄基 20歳 前橋育英高校出身 MF

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【在籍チーム】

2015/2016シーズン FC Dorndorf(6部リーグ所属)

2016/2017シーズン FSV Wacker NordhausenⅡ(6部リーグ所属)

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高校卒業後2015/2016シーズンよりドイツへと渡航してきました。 最初の1年は言葉、環境、サッカーなど全てが日本と異なる地での挑戦という事で6部リーグよりドイツでのキャリアをスタートさせました。 そして、多くの日本人選手がぶつかる最初の大きな壁”言葉の壁”に彼もまたぶつかり、なかなか出場機会を得る事が出来ず、また試合に出ても本来の力を発揮する事が出来ませんでした。

それでも諦めること無く、毎日語学学校に通い、練習の無い日や空き時間には自主連をし、選手寮に設けられているジムを使ってトレーニングを行うなど努力を続けていました。 そして、2016/2017シーズン彼はFSV Wacker Nordhausenの2軍へと移籍しました。 このチームは1軍が4部リーグに所属しており、2軍も前年度6部リーグで優勝争いをしていたチームでした。

そこで彼は1年間の土台作りが実を結んだのか、熾烈なレギュラー争いを勝ち抜き出場機会を増やし活躍を続け、遂には1軍監督の目に留まり1軍の練習に参加、1軍の練習試合に呼ばれるなどチャンスを得ました。 残念ながら現在は試合中の怪我で手術を受けリハビリに励んでいますが、復帰し後期シーズンも更に活躍を続ければ1軍との契約を勝ち取る可能性はまだ残っています。

 

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色々な考え方がありますが、言葉も喋れない、なれない地でいきなり無理な挑戦をするより、まず最初の1年間は土台作りとして、焦らず言葉、異国でのサッカー、環境に慣れる為の時間として遣い、2年目より本当の意味での挑戦というのも1つの方法だと思います。

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その為にも選手一人一人の強い意志と努力が大前提ですが、1人でも多くの選手が夢や目標に近づけるように最大限のサポートをしたいと思います。

 

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