はじめに
私たち福岡リゾート&スポーツ専門学生の立野紅瑠未、合田皓喜はドイツでサッカー留学斡旋、運動・サッカー教室、ブンデスクラブの広報を主な業務とされている、World Football Connection株式会社様の元で1ヶ月の研修の為、ドイツへ渡航しました。きっかけは昨年の11月に学校の授業の一環で行われた代表取締役の近江考行氏の講話です。その講話の内容に興味を持ち今年の夏にドイツへの渡航が決まりました。日本では絶対にできない様々な現場での業務、たくさんの経験させていただき、自身のキャリアに大きく残る長いようで短かった意味のある貴重な体験ができました。やりたいことや将来が曖昧、不確定な人は私たちのように1度、海外に目を向けると視点や見え方が180度変わり、今後に人生にとってプラスになるのではないでしょうか。ここからは私たちが実際にどのような事を現地ドイツで体験したか、それらの内容をご紹介していきます。
【研修内容】
・ドイツ長期留学生のお世話
- 現地チームへの練習同行・見学
- 動画・写真撮影
- SNS運営
・ドイツ短期留学生のお世話
- プロ試合観戦(フランクフルト,バイエルンミュンヘン)
- ブンデス練習見学
- 現地チームへの練習同行・見学・参加
- ドイツ観光同行・案内
- SNS運営
・FRAKIDS 運動・サッカー教室
- スクール運営
- サマーキャンプ2023の運営
- サッカーキャンプ2023の運営
- SNS運営
・ドイツ語レッスン
・ブンデスクラブ公式日本語版Twitter運営
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・長期留学生のお世話
私たちが長期留学生のお世話で行った業務は試合動画撮影、試合中の選手の写真撮影などです。またそれらを活用したSNS運営も行いました。最近多くのサッカークラブが利用している、AIを使った試合動画撮影機材であるVEOを利用したり、カメラで選手の写真、動画を撮り、プロモーション動画を各自作成しました。異国の地で単身で渡航されている、人生の先輩である長期留学生の皆様の真剣なプレー姿、自分よりはるかに大きい相手に挑んでいく場面を見ることができ、私たちとフィールドは違えど感化される部分が多々ありました。
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・短期留学生のお世話
私たちの研修の多くはこの業務を担当させて頂きました。夏季の長期休暇を利用してドイツサッカー、ドイツ文化を体験しにこられている短期留学生のお世話です。私たちもドイツに来た新米でしたが、習った情報を選手たちに伝えたりと良いアウトプットができました。
また今回関わった短期留学生は4名でそれぞれ性別、年齢もバラバラで目的も少し異なる選手たちでたくさんの話ができ、良いコミュニケーションを取ることができました。
どういった形で彼ら、彼女らと接したかは現地クラブへ練習参加する際の引率、同行であったり、撮影などです。またブンデス1部に所属するアイントラハト・フランクフルトのトップチームの練習見学にも一緒に同行しました。練習後にはサイン、記念撮影などで短期留学生に混じりながら世界トップクラスの選手とも触れ合うこともできました。更に、普段は行なっていないアイントラハト・フランクフルトのホームスタジアムツアーにも同行。スタジアム内にはミュージアムもあり、クラブの簡単な歴史を学び、普段は入れないピッチサイドやベンチに座ったり、選手達のロッカールームを見学しました。世界トップクラスの選手が所属しているだけあり、もちろん施設も超一流で、スケールのデカさに終始圧倒され最高の思い出、経験となりました!
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・FRAKIDS 運動・サッカー教室
今回の研修内容で最も印象に残っている仕事で最も収穫点が多くありました。子供達との接し方、迅速かつ適切な対応能力の重要性を学ぶ事ができました。普段行われているスクール運営はもちろんですが、運が良い事に今回は私たちの渡航日とFRAKIDSの大人気イベント、サマーキャンプ、サッカーキャンプが被っており、それらのイベントに携わることができました。また当日の運営以外にも事前準備などにも加わり設営から関わることができました。サマーキャンプでは平日の月曜日から金曜日までの合計5日間開催され、のべ200人以上の子供たちが参加、私たちも1つのクラスを持ちました。最初はなかなか思うようにいかず、子供たちとのコミュニケーション、接し方などに苦戦しましたが継続していくうちに対応できるようになりモチベーションが出てきて今後のキャリアにとても良い時間を過ごすことができました。
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・ドイツ語レッスン
ドイツ人スタッフであるマルコ氏のドイツ語レッスン。短期留学生向けの講義ですが、今回は特別に参加させて頂きました。自分たちのドイツ語レベルはゼロに等しく、初めは初歩的な挨拶からスタート。その後は回数を重ね日常会話やサッカーで使う必要最低限のワードを少しずつ習得していきました。はじめて耳にするドイツ語で会話はもちろんのこと、文法も難しく終始ハテナ状態でしたが楽しく学ぶことができました。現地で働くとなると語学は必須で英語にドイツ語に頑張らないと、と感じる良い機会でした。
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・ブンデスクラブ公式日本語版Twitter運営
長谷部選手ら、国を代表する選手が数多く所属するドイツで最も熱いクラブ、アイントラハト・フランクフルトの公式日本語版Twitterの業務も行っており、その一部の運営を体験しました。内容は普段、日本にいるクラブのファンに正確且つ、適切な情報を発信し、試合時には試合結果、得点、交代などはもちろん、練習の様子など様々なコンテツをアップしていきます。
また8月5日に行われたプレミアリーグ所属のノッティンガムとのテストマッチを私たちはプレス席というスタジアム中央に位置するメディア、関係者席で観戦させて頂きました。自分たちの名前が印刷されたネームカードを首から掛け、関係者しか入れないスペースや試合前には食事など滅多に体験を経験しました。この日はテストマッチにも関わらず、スタジアムに多くのサポーターが訪れ観客動員数はなんと31,000人。この数はJリーグのBIGクラブを上回る数字でもあり、初めての海外でのサッカー観戦を肌で体感しました。公式アカウントの運営に当たって初めての体験でしたが、1つのミスも許されない中での、対応能力、的確、明確に伝える言葉選びの重要性を学びました。
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・ドイツ観光(スーパーカップ観戦&ミュンヘン観光)
8月12日に行われたスーパーカップの観戦の為、ミュンヘンへ。今回の対戦カードは昨季のリーグ王者バイエルン・ミュンヘン、そして昨季のポカール 王者RBライプツィヒ。短期留学生と一緒にフランクフルトから片道3時間の電車移動。試合は夜からの為、昼間にミュンヘンの街を観光、ヨーロッパならではの街並みを見つつ観光スポットを回りました。その中でも衝撃だったのはマリエン広場です。そこはミュンヘンの中央に位置しミュンヘンの顔とも呼ばれています。この日も多くの人々賑わっており、広場の中央ではストリートパフォーマー達が多種多様な芸を披露。ただの平日がまるでパレードのような雰囲気がそこにはありました。
夜の試合観戦前に広場近くの近くにあったファンショップでバイエルン・ミュンヘンのタオルやユニホームを購入し、ザ・サポーターに大変身!
試合はライプツィヒが3点を決め勝利。約75,000人のサポーターが埋めつくしたスタジアムは最高の光景で良い思い出となりました。
おわりに
この1ヶ月間の研修は、人生で忘れることのない経験。
この一言に尽きます。観光だけでなく、現場で即実践で仕事ができる場所、日本ではできないキャリアをつめれる。こんなに豊富な経験はそうできないと思います。どんな職種、どんな企業で働いてもこの経験は自分の力に確実になります。
ここまで来れたのはWFCの皆さん、そしてドイツで関わった全ての人、そして私たちを快く送り出してくれた日本にいる家族、友人、先生方のおかげです。この経験を将来活用し、また自分が体験したことを次の世代へと繋いでいきたいです。
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