はじめに

ドイツサッカー留学においてプロを目指す上で越えなければいけない壁レギオナルリーガ。5ブロックに分かれた各リーグには、プロリーグの門を叩いた実績のあるクラブが数多く在籍している。今回はWFCサポート選手の武原龍之介が所属するFC Gießenが在籍するレギオナルリーガSüdwestで凌ぎを削る19クラブを前編・後編に分けて紹介していく。

 


FC Gießen

スタジアム:Waldstadion 収容人数4.999人

WFCサポート選手の武原龍之介の所属するクラブ。竹原の他にも澤田恒、糸井岳朗と2名の日本人選手が在籍。VfB Gießenの解散に伴い、SC Teutonia Watzenborn-Steinbergに吸収され、現在の名「FC Gießen」の名で2018年から活動がスタート。2019/20シーズンからレギオナルリーガに籍を置いている。現在、リーグ戦17節16試合を終えて最下位と苦しい状況だが、ここから巻き返しを図る。また、弊社サポート選手の金信利も2軍(6部)に所属し、虎視眈々とトップチーム入りを狙う。

 


SSV Ulm 1846 Fußball

スタジアム:Donaudtadion 収容人数19.500人

過去には2部を主戦場突して戦い、1999/2000シーズンにはブンデスリーガまで到達した歴史を持つUlm。しかし、その後は連続での降格に加え、ライセンスの影響で2001/02には当時の4部まで一気に降格。レギオナルリーガが現在の体制になった2012/13シーズンからは一時は降格を味わうも、2016/17シーズンには復帰を果たし、年々順位を上げてきている。

 


1.FSV Mainz 05Ⅱ
スタジアム:Bruchwegstadion 収容人数7.134人

過去には岡崎慎司、武藤嘉紀が活躍したマインツの2軍チーム。多くの若手選手を育成し、トップチームに輩出。現在、日本人選手では水多海斗が2軍チームに所属している。

 


SV Elversberg

スタジアム:Ursapharm-Arena an der Kaiserlinde 収容人数9.000人

2013/14シーズンでは3.リーガ、プロの世界へと進出を果たしたElversberg。残念ながら翌シーズンには降格し、以降はRegionalligaに定着している。

 


Kickers Offenbach

スタジアム:Stadion am Bieberer Berg 収容人数20.500人

近年では元湘南ベルマーレの澤田恒が所属した事でも知られるオッフェンバッハ。1960–1970年代にはブンデスリーガに所属し、1970年にはDFBポカール優勝も果たしている。しかし、その後は低迷期を迎え、1983年には1部復帰も1年で降格。一時は4部にまで落ちるも2005年には2部復帰を果たしている。2008–13年までは3部の舞台で戦うも、ライセンスの問題で翌シーズンシーズンからはRegionalligaへ。過去には浦和レッズで活躍したウーべ・バインが晩年に所属し、長谷部誠のアイントラハト・フランクフルトでの同僚であるセバスティアン・ローデがユース時代に所属したクラブ。また、日本とも縁のあるクラブで1953年6月に来日。ドイツから日本へ来た最初のクラブで、その後には全日本学生選抜が現ユニバーシアードに出場する際に手助けもしている。

 


TSV Steinbach Haiger

スタジアム:Ursapharm-Arena an der Kaiserlinde 収容人数4.970人

2014/15シーズンにレギオナルリーガに上がってきた新進気鋭のチーム。参戦後はシーズンを追う毎に順位を上げ、2019/20シーズンは2位、昨シーズンは5位と上位へ進出。今シーズンも第17節16試合を終えて勝ち点28の5位に着けている。

 


FC 08 Homburg

スタジアム:Sibre-Sportzentrum Haarwasen 収容人数9.000人

1980年代後半にはブンデスリーガに計3シーズン所属。その後は2部と3部を主戦場として戦うも2000年には4部へ降格。一時は5部まで落ちるも2012/13シーズンからはレギオナルリーガに定着している。

 


Bahlinger SC

スタジアム:Kaiserstuhlstadion 収容人数4.500人

近年はレギオナルリーガとオーバーリーガ・バーデン=ヴュルテンベルク (5部)を行き来し、2019/20シーズンからレギオナルリーガに復帰し、直近の2シーズンは中位に着いている。今シーズンは第17節時点で16試合を戦い7勝2分7敗の7位に位置している。

 


Hessen Kassel

スタジアム:Auestadion 収容人数18.737人

昨シーズンまでアイントラハト・フランクフルトに所属したニルス・シュテンデラが今シーズンより在籍するチーム。1980年代には計8シーズンを2部で過ごすが、その後は財政危機に陥る。1998年からは新たにクラブを立て直し、8部から再スタート。着々と昇格を果たし、現在の位置まで出戻りを果たした。

 


VfR Aalen
スタジアム:Ostalb Arena 収容人数14.500人

2012/13シーズンから3シーズンに渡って2部で活躍。2018/19シーズンには3部から降格し、現在はレギオナルリーガからの昇格を目指している。

 

おわりに

前編だけでも、どれだけのクラブが過去にプロの舞台へ挑戦してきたのか、お分かり頂けたのではないだろうか。後編でも前編同様に過去にプロの舞台へ挑んだクラブや注目のクラブを紹介していく。11月25日(木)の後編にも是非注目。

 

 

参照:https://www.kicker.de/regionalliga-suedwest/vereine

 

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