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ニュージーランドのサッカーについて

ニュージーランドのサッカーについて

ニュージーランドはラグビーとクリケットの人気が高いのですが、近年ではサッカーも負けないぐらいファンを獲得してきています。
サッカーに興味を持つ子どもも増えており、小学生の段階ではラグビーとクリケットよりも競技人口が多くなっています。オーストラリアがオセアニア地区を脱退した現在、オセアニアでは強豪国としての地位に立っています。2010年のW杯予選ではオセアニア王者になり、バーレーンとの大陸間プレーオフを1勝1分で制し、28年ぶり2回目のW杯出場を決めました。この大会ではグループリーグ3位で決勝トーナメントへ進出できなかったものの、スロバキアとイタリア、パラグアイ相手にすべて引き分けに持ち込む展開に。無敗で大会を終え、前評判を大きく上回る結果を残しました。現在の代表選手の多くがニュージーランドで育ち、海外でプロサッカー選手としてプレーしています。ニュージーランドは自然に恵まれた国ですべての練習を芝で実施しています。ニュージーランドのトップリーグ「スターリングスポーツ・プレミアシップ(Stirling Sports Premiership)」(2016/17シーズンより名称変更:前身はニュージーランドフットボールチャンピオンズシップ(NZFC)2004年発足)には、クラブワールドカップ常連のオークランドCITYFCやワイタケレFCが参戦しています。ニュージーランドにプロリーグはないのですが、ウェリントンを拠点にしたウェリントン・フェニックスというプロチームがあり、オストラリアリーグに参戦しています。ニュージーランド代表の選手も多くプレーをしています。

ニュージーランドの1部リーグについて

前身のナショナル・サッカーリーグ (New Zealand National Soccer League 1970年発足~2004年まで開催) を引き継ぐ形で2004年に発足。2010-11シーズンから2015-16シーズンまでは、ニュージーランド国内最大の銀行であるASB銀行が冠スポンサーを務め、ASBプレミアシップ(ASB Premiership)と呼称されていたが、2016-17シーズンより冠スポンサーの変更に伴い、スターリングスポーツ・プレミアシップ(Stirling Sports Premiership)と改称された。

リーグには10チームが参加し、2回戦総当たりのレギュラーシーズン終了後、上位4チームがプレーオフを行って年間チャンピオンを決定する。レギュラーシーズンの1位とプレーオフ優勝チームにはOFCチャンピオンズリーグの出場権が与えられる(どちらも同じチームが制覇した場合はレギュラーシーズン2位チームに与えられる)。

2015年12月、新たにイースタン・サバーブスAFC、ハミルトン・ワンダラーズ、タスマン・ユナイテッドの3チームが2016-2017シーズンよりリーグに参入することが発表された。

スターリングスポーツ・プレミアシップ

オークランド・シティFCAuckland City FC
オークランド・シティFC

2004年創立

2006年、2009年と2011年以降、毎年FIFAクラブワールドカップに出場しているクラブであり、同大会の最多出場クラブである。

国内タイトル

ニュージーランド・フットボールチャンピオンシップ:7回

国際タイトル

OFCチャンピオンズリーグ:9回
OFCプレジデンツカップ:1回
ルナー・ニューイヤーカップ:1回

2012年より岩田卓也選手が所属。8度のクラブW杯に出場。2006年に大会初出場、2009年に初勝利、2014年大会では3位に輝く。

チーム・ウェリングトンTeam Wellington
チーム・ウェリングトン

2004年創立

国内タイトル

ニュージーランドフットボール・チャンピオンズシップ:2回

オセアニアチャンピオンズリーグでは、過去3度決勝でオークランド・シティに敗れ、クラブW杯への切符をあと一歩のところで逃している。

ワイタカレ・ユナイデッドWaitakere United
ワイタカレ・ユナイデッド

2004年創立

国内タイトル

ニュージーランドフットボール・チャンピオンズシップ:5回

国内名門クラブのオークランド・シティFCとは同じオークランド地方に本拠地を置くライバル関係にある。

2007年、OFCチャンピオンズリーグで優勝し、オセアニア代表としてFIFAクラブワールドカップ2007に初出場。所属選手ほぼ全員が副業を持つアマチュアチームとして注目を集めたが、1回戦でアジア第2代表のセパハンFC(イラン)に敗れた。

ホークベイ・ユナイデッドHawkes Bay United
ホークベイ・ユナイデッド

2004年創立

前身のネーピア・シティ・ローバーズFCは、1973年の創立。2014/2015シーズンはシーズンプレーオフの決勝でオークランド・シティFCに敗れ、準優勝に終わり初のタイトルを逃した。

イースタン・サバーブスEastern Suburbs
イースタン・サバーブス

2016/2017シーズンより参戦している。参戦初年度は10チーム中5位に終わり、惜しくもプレーオフ進出とはならなかった。

カンタベリー・ユナイデッド・ドラゴンズCanterbury United Dragons
カンタベリー・ユナイデッド・ドラゴンズ

2004年創立

ASBフットボールパークは9000名を収容する。

ウェリントン・フェニックスWellington Phoenix U20
ウェリントン・フェニックス

2007年創立

オーストラリアプロリーグ(Aリーグ)所属するプロチームの若手チーム。ニュージーランド唯一のプロチームでトップチームはAリーグに参戦し、2014/2015シーズンからリザーブチームがニュージーランドサッカーリーグのスターリングスポーツ・プレミアシップに参戦している。

タスマン・ユナイデッドTasman United
タスマン・ユナイデッド

2015年創立

2016/2017シーズンからリーグに参戦している。参戦初年度は、10チーム中8位に終わった。

ハミルトン・ワンダースHamilton Wanderers
ハミルトン・ワンダース

2016/2017シーズンよりリーグに参戦してる。参戦初年度は10チーム中9位に終わった。

サウサーン・ユナイデッドFCSouthern United FC
サウサーン・ユナイデッドFC

2004年のオタゴ・ユナイデッドとして創立。

2013年にサウサーン・ユナイデッドFCに改名。2016/2017シーズンは10チーム中10位に終わる。

州リーグについて

州リーグは事実上ニュージーランドの2部リーグに相当します。シーズンは3~9月ごろです。地域リーグも数多く存在し、オークランドでは州の1部リーグがPremiere League(プレミアリーグ)と呼ばれ、DIVISION(ディビジョン)1、2、3と続きます。ニュージーランドの1部リーグでプレーしている選手が、冬は州リーグでプレーする場合もあります。
いずれのチームもホームグラウンドやクラブハウス、ロッカーがあり、芝生で練習や試合をします。

ニュージーランドのシーズンの仕組み

選手の待遇

ニュージーランド1部リーグのチームではわずかな給料と勝利給は支払われますが、それらのみで生活できる選手はごくわずかです。ただチームによっては宿泊場所の提供があります。
州リーグも同じような状況です。

ニュージーランドサッカーの風景

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