尾曲トレーナーのフランクフルトが女子DFBポカール杯決勝進出！

写真：Eintracht Frankfurt Frauen Twitter（写真右側尾曲トレーナー）

　4月3日(土)に行われた女子DFBポカール杯準決勝第1試合、アイントラハト・フランクフルト(リーグ7位) vs SC フライブルク(リーグ6位)の一戦がフランクフルトのホームで行われた。今シーズンの開幕前にドイツの名門女子クラブ 1.FFC フランクフルトと合併したフランクフルトは、クラブとしてスケールアップしたことからリーグ戦での優勝争いを期待されたが、ここまでブンデスリーガで7位と思うような結果を残せていない。しかし、DFBポカール杯では持ち前の勝負強さを発揮し、準決勝まで駒を進めている。一方でフライブルクはフランクフルトと3ポイント差の6位に位置付けるが、リーグでのタイトル獲得は現実的に厳しくなっており、ドイツの国内カップであるDFBポカール優勝を目指している。リーグの中位に位置する両クラブが決勝進出をかけて激突したが、実はこの両クラブには日本人スタッフが所属している。それはフランクフルトのチームスタッフである尾曲俊彦トレーナーとフライブルクのチームスタッフである重村優輝トレーナー。まさに世界最高峰の1つであるドイツ・ブンデスリーガの女子DFBポカール杯準決勝という舞台で日本人トレーナー対決が実現したのだ。ブンデスリーガでは何度も顔を合わせている2人だが、女子DFBポカール杯では初の顔合わせ。日本人からするとスタッフ同士の対決にも注目が集まる一戦となった。試合はアウェーのフライブルクが13分に先制する。その後、両チームとも譲らず0-1のスコアのまま前半を折り返す。後半に入るとすぐに試合が動きだす。47分にホームのフランクフルトが同点ゴールを決め試合を振り出しに戻すと、15分後の62分に再びフランクフルトがゴールを決め、逆転に成功。その後フライブルクは3枚を交代し、ゴールを狙うもフランクフルトのゴールをこじ開けることができず、そのまま試合終了。ホームのフランクフルトが1点のリードを守りきり決勝に駒を進めた。フランクフルトは4月4日(日)に行われた準決勝第2試合で開幕から17連勝中とリーグ戦で圧倒的な強さを見せるバイエルンを2-0で完封勝利したヴォルフスブルクと決勝で激突。フランクフルトが優勝すれば合併前の1.FFC フランクフルトが優勝した2014年ぶりのドイツチャンピオンとなる。チームスタッフとして躍進するチームと選手を陰で支えるフランクフルトの尾曲トレーナーにも今後注目。

【試合結果】

女子DFBポカール杯　準決勝

アイントラハト・フランクフルト vs SC フライブルク
前半　0-1
後半　2-0
合計　2-1

尾曲俊彦　 Twitter▼
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