写真 : SV Meppen 公式

9月16日(金)、遂に始まった女子ブンデスリーガ1部。SV メッペンに所属する平田舞は9月18日(日)の開幕戦SC フライブルク戦でスタメン入りを果たし、女子ブンデスリーガ1部デビューを飾った。試合は惜しくも1-2で敗れたが、先発出場で84分までプレー。平田舞が今シーズンから挑む舞台には、UEFA欧州女子選手権2022で準優勝に輝いた女子ドイツ代表のメンバーをはじめ、なでしこジャパンでキャプテンを務める熊谷紗希や各国代表に名を連ねる選手が多数在籍している。今回は初の1部挑戦となる平田舞のインタビューと今シーズンの女子ブンデスリーガの所属チームを紹介して行く。

 

【インタビュー】

– 今夏に新加入してここまでいかがですか? –

「キャンプや準備期間を経て自分のプレーを示してスタメンを勝ち取りカップ戦勝利に貢献できたのでよかったです。これからも安定して試合に出場していきたいです。」

 

– 新チームの雰囲気などはいかがですか? –

「このチームは監督も含め新加入選手が多いためコミニケーションを選手同士はもちろんスタッフ陣ともよく行い、チームの方向性をより早く明確して良い雰囲気で試合や練習に臨めています。」

 

– 初挑戦となるブンデスリーガ1部ですが意気込みをお聞かせください。 –

「目標の1つであったトップリーグでの挑戦なのでまずは楽しみたいです。対戦相手には代表選手もたくさんいるので自分がどこまで通用するのか、世界レベルを肌で感じ対応すること、雰囲気など全てを楽しめるようにしたいです。」

 

– 今季の目標を教えてください。 –

「チームの目標はリーグ残留です。個人的には怪我なく少しでも多く試合に出て得点に絡むなどの目に見てわかる活躍はもちろん、いろんな形でチームに貢献していきたいです。」

 

– 1部で対戦が楽しみな選手、チームはありますか? –

「やはり外せないのは日本人対決ができるバイエルンとポツダムですね。あとは昨年まで所属してきたアイントラハトです。自分の成長を示せたらいいなと思います。」

 

8月のインタビュー動画はこちら▼

https://youtu.be/wEUPjD5toBs

 

 

FCバイエルン・ミュンヘン
現在、なでしこジャパンのキャプテンの熊谷紗希が所属し、過去にはなでしこジャパンの岩渕真奈も所属したクラブで、男子チームは世界的ビッグクラブ。2014/15シーズンからリーグ戦では2連覇を達成。近年では常に優勝争いを繰り広げている。

バイエル・レバークーゼン
なでしこジャパンのFW田中美南が2020/21シーズンの後半にレンタルで加入したクラブ。2015年には女子DFBポカールを制覇している。その翌シーズンに2部へ降格するも1年で1部復帰を果たす。昨シーズンのリーグ戦は7位でフィニッシュ。

アイントラハト・フランクフルト
元日本代表キャプテンの長谷部誠と現日本代表の鎌田大地が所属するクラブの女子チーム。前身の1.FFCフランクフルト時代には熊谷紗希、安藤梢、田中明日菜、中里優季、横山久美となでしこジャパンで活躍した多くの選手が在籍。これまで女子チャンピオンズリーグも4度制覇している。

SC フライブルク
猶本光が2018/19シーズンから1シーズン半所属したクラブ。2010/11シーズンに2部に降格するも、1シーズンで1部に返り咲き、その後は1部に定着。昨シーズンは6位でリーグ戦を終えている。

TSG ホッフェンハイム
岩渕真奈(現アーセナル)が2013/14シーズン半ばから1シーズン半所属したクラブ。岩渕の加入当時は2部もこのシーズンで2部優勝を飾り、1部へ昇格。その後は着々と実力を着け、現在では上位争いをするまでに成長。2019/20シーズンから2シーズン連続で3位に食い込んでいる。

1.FCケルン
2018/19シーズンから昨シーズン終了まで平野優花(現ノジマステラ)が所属。ここ数シーズンは1部と2部を行き来しているが、前身のブラウヴァイラー時代にはマイスターシャフトも掲げている。昨シーズンの順位は8位。

MSV デュースブルク
2014年から現在のチーム名で活動しているが、前身は安藤梢や大矢歩が所属していたFCR2001デュースブルク。2008/09シーズンには女子CLを制覇し、翌シーズンは女子DFBポカールで優勝。その後は1部でも下位に低迷し、昨シーズンは2部で戦っていた。

SV メッペン
平田舞選手が今シーズンから所属しているチーム。長らく2部に在籍し、2020/21シーズンにチーム初となる1部に昇格。昨シーズンは2部で戦うもリーグ戦を首位でフィニッシュし、今シーズンから再び1部の舞台に返り咲いている。

SGS エッセン
安藤梢が2015-17年まで所属したクラブ。未だタイトルには手が届いていないが、2020年には女子DFBポカールで決勝まで駒を進めている。

1.FFC トゥルビネ・ポツダム
女子ブンデスリーガ6回、女子DFBポカール3回に加え、女子CLでも2回優勝している名門クラブ。2010-13年には永里優季、2013-16年には永里亜紗乃が所属。

SV ヴェルダー・ブレーメン
日本でも大迫勇也や日本サッカー界のパイオニア奥寺康彦が所属した事でも知られるクラブの女子チーム。2015/16シーズンに初めて1部の舞台に挑戦し、その後は昇格と降格を繰り返している。昨シーズンのリーグ戦の順位は9位。

VfL ヴォルフスブルク
ドイツのクラブで初めて女子CLを連覇を達成した強豪。ドイツ国内でも圧倒的な強さを誇り、昨シーズンはリーグ戦とカップ戦のダブルを成し遂げている。2015/16シーズンの前半に永里優季が所属していた。

 

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