海外でプレーするサッカー選手にとって一番苦労する事と言えば語学だと思います。

 

“自分はこうしたいけど伝えられない”

“もっと味方にこうして欲しいのに伝えられない”

“味方、監督の指示が分からない”

“良い選手だけど言葉が話せないから必要ない”

 

 

ドイツでプレーする留学生達もその言葉の壁に苦労しています。

言葉が話せないというのはそれだけで大きなチャンスを逃してしまう事になります。 そうならない為にもほとんどの選手は語学学校に通いドイツ語の授業を受けますが、実際にサッカーのプレー中に必要な言葉などは語学学校で習うことはありません。

その為、約2週間に1度ドイツ人監督によるドイツ語で行うトレーニングを午前中に行っています。

 

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*ボードを使いながら状況をイメージして覚えます

 

今回のテーマほこちらです、

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“Ballannahme:ボールをトラップする事”

“Ballmitnahme:ボールを運ぶ事”

“Pass:パス”

 

この3つのテーマに沿って今回は練習しました。

 

 

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*選手たちもノートを取りながら覚えます

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*最後にはゲームを行います

 

最後のゲームでは覚えた言葉を使いながらドイツ語のみで指示を出します。 このように実際に活きたドイツ語を覚えながら練習する事でそれぞれが所属するチームでも積極的にコミュニケーションを取るようになり、結果良いプレーにも繋がります。

 

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おそらく多くの日本人の印象は

 

“謙虚で勤勉”

 

もちろん必要なことであり日本人の良さでありますが裏を返せば

 

“消極的で自分を出せない”

 

となります。 せっかく日本を飛び出し海外にまで挑戦をしに来たのに、いつまでも言葉が話せない事を理由に閉じこもっていては何も得ることはありませんし、孤立していきます。 だれも最初から話せる人はいませんしドイツ人もその事は理解してくれています。

 

“学びたい、成長したい”

 

という気持ちさえあれば周りのドイツ人はいつでも助けてくれますし、チームの一員として迎え入れてくれます。

留学生達にはその事を理解してどんどん積極的にチャレンジしてチャンスを掴み取ってほしいと思います。