はじめに
栃木県にある宇都宮短期大学附属高等学校のサッカー部が2月5日〜11日の約1週間、海外遠征でドイツに来ました。宇都宮短期大学附属高等学校は、高円宮杯TFAU-18サッカー第20回ユースリーグ 栃木県1部に所属し、平成30年度関東高校サッカー大会栃木県予選では栃木県で優勝するなど多くの実績がある強豪校です。
今回の遠征ではブンデスリーガのユースチームをはじめ、街クラブと親善試合を行ったり、ブンデスリーガの試合観戦を行いました。
それでは、遠征の様子をご紹介していきます!
【ドイツ遠征内容】
●ブンデスリーガユースと親善試合
– vs レヴァークーゼンU17
- vs シャルケ インターグレイテッドアカデミー
●街クラブユースと親善試合
– vs ケーニッヒシュタインU19(ドイツユース2部)
●ブンデスリーガ観戦
- フランクフルト vs ボーフム(1部)
- ヴィースバーデン vs ニュルンベルク(2部)
●スタジアムツアー
- ドイチェ・バンク・パーク(アイントラハト・フランクフルト ホームスタジアム)
●ドイツ観光
- フランクフルト
- ハイデルベルク
●ドイツ平和村訪問
_________________
【短編】ドイツサッカー遠征 | 宇都宮短期大学附属高等学校サッカー部 2024年
_________________
【長編】ブンデス下部組織と2連戦!| 宇都宮短期大学附属高等学校サッカー部 ドイツサッカー遠征(2024年)
_________________
【1日目 2/5(月)】
サッカー部16名(選手15名 スタッフ1名)がフランクフルト国際空港に到着。
到着後はホテルへと向かい、活動開始は次の日からとなります!
【2日目 2/6(火)】
長旅から一夜明けた2日目はこの遠征の中での大一番、レヴァークーゼンとの一戦の日です。
その試合の前にまずはドイツ国際平和村を訪問しました。
ドイツ国際平和村(Deutsche Friedensdorf)は、ドイツのオーバーハウゼンに位置する非営利団体です。1967年に設立され、戦争や内戦、貧困などで傷ついた子どもたちを支援することを目的としています。主な活動として、医療支援が必要な子どもたちをドイツに連れてきて治療を受けさせることや、彼らが健康を取り戻した後、母国に安全に帰還させることがあります。また、現地での医療支援や教育支援も行っています。
そこで平和についての講義を聞き、戦争によって怪我や病気をおった子供たちと交流しました。
選手たちにとっても国際平和について今一度考える貴重な機会になったことでしょう。
その後バスでレヴァークーゼンに移動し、いよいよ試合に臨みます。
専用のロッカールームも用意され、最高峰の環境の中で試合は行われました。
トップチームが昨シーズンのブンデスリーガ王者ということもあり、育成年代もドイツ最高峰で、なんと年代別ドイツ代表に7人も名を連ねています。
そんな強豪相手に善戦するものの、惜しくも0-1で敗戦。
しかし要所要所で通用する部分もあり、選手にとっては世界基準での現在地を確かめる場になったことでしょう。
【3日目 2/7(水)】
3日目はドイツ2部シャルケの国際アカデミーチームと対決。
シャルケは、言わずもがな内田篤人選手や吉田麻也選手などの日本人選手も所属していた強豪チームです。
今回対戦したのはそのシャルケの国際プログラムで世界各国から集められた選手たちで構成されたチームです。
ドイツ遠征初戦で強豪チームと対戦したということもあり、ドイツサッカーの強度にも慣れてきたのか、この試合では攻める場面も多く見事に得点を奪うこともできました。
【4日目 2/8(木)】
4日目は午前中に弊社スタッフのマルコ氏のもとトレーニングを行い、夜にケーニッヒシュタインU19とのトレーニングマッチを行いました。ケーニッヒシュタインはアイントラハト・フランクフルトと育成提携を結び、U19ブンデスリーガ2部に所属する強豪チームです。
一つ上の年代で体格やスピード感もこれまでの2日間とは比べものにならないほどの差があり、なかなか自分たちのペースを掴むことができずに、敗戦。ドイツサッカーのレベルを知らされた試合となりました。彼らのようなレベルの高いプレイヤーでもトップチームでは4部や5部などでプレーするということを考えると改めてドイツの水準の高さを知らしめられました。
【5日目 2/9(金)】
この日は午前中に、ブンデスリーガ選手のパーソナルトレーニングを行っているトレーナーの元で、アスレティックトレーニングを行いました。
夜にはブンデスリーガ2部のSVヴェーエン・ヴィースバーデン vs 1.FC ニュルンベルクの試合を観戦に。
午前中のトレーニングではなかなか普段は経験しないようなトレーニングが多く、一つ一つに対して丁寧に向き合い、行うことでその日だけでもプロ選手になるためにそれぞれどのようなトレーニングが適切で必要なのかを学んでいました。
夜の試合では、ブンデスリーガ2部ながらもレベルの高い試合を前に選手たちは大興奮の様子。
また、試合中にはドイツサッカー協会に対する抗議でテニスボールや様々なものがピッチ内に投げ込まれ、試合が中断するなど海外さながらの風景も見ることができました。
【6日目 2/10(土)】
6日目は、午前中にアイントラハト・フランクフルトのホームスタジアム、ドイチェ・バンク・パークスタジアムツアーを行い、午後はブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルト vs ボーフム の試合を観戦に行きました。
アイントラハト・フランクフルトは過去に長谷部選手や鎌田選手を筆頭に高原選手・稲本選手・乾選手なども所属していた日本人にも深い縁のあるクラブです。
そのクラブのホームスタジアムである、ドイチェ・バンク・パークは収容人数58,000人とドイツの中でも大規模なスタジアムです。午前中はそのスタジアムの普段は見ることができない、ロッカールームやベンチ・VIPルームなどを見学することができました。日本ではなかなかできない経験で、況してや日本よりさらに大きく規模感に圧倒されている様子でした。
また、Jリーグクラブではなかなか無いような、チームの歴史を知ることができるミュージアムも見学することができ、大興奮の様子で午後の試合観戦へとうつっていきます。
そして午後はついに待ちに待ったブンデスリーガの試合観戦です。
アイントラハト・フランクフルトの対戦相手であるボーフムには日本代表の浅野拓磨選手も在籍しており、日本人にとってはより一層楽しむことができる試合となりました。
そして、57,000人をも超える大観衆やサポーターによる大声援などなかなか日本では見ることができないような光景に終始目を輝かせていました。
【7日目 2/11(日)】
7日間のドイツ遠征もついに最終日。
この日は夕方のフライトだったので、それまでの時間はフランクフルトから車で1時間ほどのハイデルベルクへ観光に行きました。
ハイデルベルクはドイツの中でもドイツの昔ながらの街並みが残っており、中世の趣を残す旧市街や、ハイデルベルク城などの観光名所も多く、風光明媚な風景が広がる都市として知られています。
本ドイツ遠征はサッカーメインとしてはいますが、サッカーだけではなく世界を知るという意味ではとても貴重な機会になったと思います。
今回の遠征を通して、日本とのサッカーの違いはもちろんのこと、人々の振る舞いや文化、食事や街の雰囲気などたくさんのことを肌で感じ、学べていただけたと思います! 短い期間ではありましたが、このドイツでの経験や感じたことをこれからの生活や人生に活かしていただければ嬉しく思います!
またWFCでは、ドイツ情報、ドイツサッカー情報、留学生情報を各種SNSで発信していますので、是非ご覧ください!
Instagram▼
https://www.instagram.com/world_football_connection_/
Facebook▼
https://www.facebook.com/footballsoccerfussball/
YouTube▼
https://www.youtube.com/channel/UCmDB3nzWnmCn2ifpLw58ZWA