はじめに

8月9日(金)にBOCAJAPAN HANNOジュニアユース所属で中学1年生の若野 杜庵(3週間)と、8/13(火)にオステンFC所属で中学2年生の阿部 隼斗(2週間)がそれぞれ中学の春休みを利用して、2〜3週間のドイツ短期留学で来てくれました。彼らは将来的に海外でサッカーをプレーすることに興味があり、今回短期留学で渡航。2週間での短期留学中、弊社が企画した短期留学プランを今回はご紹介。

【留学内容】

●現地クラブへの練習参加

プロ試合観戦
 - マインツ vs ウニオン・ベルリン
 - オッフェンバッハ vs マグデブルク

●ドイツユースリーグ観戦
 - フランクフルトU-15 vs カールスルーエ U-15

●スタジアムツアー(アイントラハト・フランクフルト)

●アイントラハト・フランクフルト 女子 練習見学

●ドイツ人によるドイツ語レッスン

●ドイツ人・元Jリーガー指導者によるトレーニング

●日本人元オリンピアンによるトレーニング

●ドイツ観光
 - フランクフルト市内
 - マインツ市内
 - ハイデルベルク市内


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現地チームに練習参加】

平日週2,3回、ドイツの育成年代チームに練習参加しました。2,3週間でそれぞれ4チームに参加しチームの監督、関係者は技術の高さ・練習に対する姿勢を評価をしていました。当初の練習ではドイツ特有のフィジカルの強さに苦戦する部分はありましたが、短期留学終盤に差し掛かると、その部分も技術や判断スピードでカバーしていました。しかし、技術ではカバーできない、言葉の壁、練習メニュー、戦術理解の大切さなど、実際に来て経験しないと分からないことを体験できたことは、彼らのこれからのサッカー人生にとって大きな財産となるでしょう。
また、練習参加ではドイツ年代最高峰のリーグに所属するチームもあり、中学生の2人にとってもこの年齢で世界基準を知ることができたことはプロサッカー選手を目指す上で、重要な経験になっていることを願います。

 

【ブンデスリーガ・試合観戦】

今回の留学では世界最高峰のリーグの1つであるブンデスリーガ1部とDFBポカールの試合を計2試合観戦しました。
8/19(月)にはドイツNo.1を決めるカップ戦DFBポカール杯、オッフェンバッハ vs マグデブルクの試合を観戦に。
この試合はレギオナルリーガ(ドイツ4部)とブンデスリーガ2部(ドイツ2部)に所属するチーム同士の対戦で、日本でいういわば天皇杯のような様々なカテゴリーのチームがドイツの頂点を目指して戦う大会です。
マクデブルクには過去に日本代表にも選出された伊藤達哉選手が所属。オッフェンバッハは過去にブンデスリーガに所属していた古豪であり、4部オッフェンバッハがホームにも関わらずスタジアムには10,000人近い観客が集まりました。試合は息もつかせぬ展開でオッフェンバッハが勝利。見事ホームスタジアムでジャイアントキリングを果たし、最高の雰囲気の試合観戦となりました。
また、8/24にはブンデスリーガ マインツ vs ウニオン・ベルリンを観戦に。
マインツには、今シーズンから佐野海舟選手が加入したということもあり、日本人にとっても楽しみなチームの一つに。
佐野選手がスタメン出場と発表されて2人は大興奮。試合はマインツが先制するも、後半にウニオン・ベルリンが追いつき、ドローで終了。2人にとっても日本から遠いドイツの地で1人奮闘している大先輩の活躍に刺激を受け、いつか同じ舞台に立つことを私たちは願っています。

 

【ドイツユースリーグ観戦】

今回の留学ではプロの試合のみではなく、同年代である育成年代の試合も観戦しました。ドイツの中でもトップレベルU-15の試合を観戦しに行きました。
対戦カードはアイントラハト・フランクフルトとカールスルーエの一戦。
同世代のドイツトップレベルの試合ということもあり、参考にする部分も多かったとのことで、かなり刺激を受けている様子でした。日本国内だけではなく、世界レベルを基準にこれからプロサッカー選手を目指す良い機会になったと思います。

 

【アイントラハト・フランクフルト 女子 練習見学】

今回のドイツ短期留学では、アイントラハト・フランクフルト女子の練習見学に行きました。アイントラハト・フランクフルトの女子チームには現なでしこジャパンの千葉玲海菜選手が在籍しており、日本人にも馴染みのあるクラブです。また、現ドイツ代表の10番、フライガング選手をはじめ、ドイツ代表選手が6人やその他国の代表も複数人在籍しており、今シーズンも女子UEFAチャンピオンズリーグへの出場が決まっている、超強豪クラブです。それもあって、かなりレベルが高く2人はとても楽しそうに練習を見ていました。また、練習後には千葉選手と写真撮影をすることもでき、嬉しそうな様子で会場をあとにしました。

 

【スタジアムツアー (アイントラハト・フランクフルト)】

ブンデスリーガ1部に所属するアイントラハト・フランクフルトのホームスタジアムに潜入!
アイントラハト・フランクフルトのミュージアムで簡単な歴史を学び、普段は入れないピッチサイドやベンチに座ったり、ロッカールーム・VIPルームなどを見学しました。世界トップクラスの選手が所属しているだけあり、もちろん施設も超一流。スケールのデカさに終始驚きで最高の思い出、経験ができました!次は選手としてこのスタジアムに戻ってきてもらいたいです!

 

【ドイツ語レッスン】

ドイツ人スタッフであるマルコのドイツ語レッスン。挨拶や日常会話などを丁寧にレクチャー。ドイツ語は会話はもちろんのこと、文法も難しく終始ハテナ状態でしたが回数を重ねる毎に少しずつ成長が見れました。最後には自己紹介などを習得しました。発音や読み方も英語と異なる部分も多々あります。2週間で完全習得は厳しいですが、日本語以外の言語、ドイツ語に触れることができたと思います。

 

【ドイツ人・元Jリーガー指導者によるトレーニング】

本短期留学では弊社ドイツ人スタッフのマルコ、河内の2人がプライベートトレーニングを行いました。普段、チームで練習をしているのでなかなか個人の課題に向き合ったトレーニングをする時間がない中で、止める蹴るの基礎技術から応用まで様々なトレーニングを行いました。また、日本の育成年代のコーチングとはまた違うドイツ特有の観点などでトレーニングメニューを組みました。それを現地クラブでの練習参加にも活かしている様子でとても良い機会になったことでしょう。

 

【日本人元オリンピアンによるトレーニング】

本短期留学中に、ドイツに滞在していた北京五輪に出場経験のある、中村 友梨香氏のトレーニングと講義を受けました。
このトレーニングではサッカーでも応用できる走り方について学びました。また、講義ではオリンピックや世界陸上などの世界大会に如何にして出場したのかというメンタル面の部分や日々の競技や生活に対する向き合い方、取り組みについて聞くことができました。自分たちが今後トップレベルで活躍するためにも、陸上競技の世界レベルで活躍した選手と共に時間を過ごせたことは彼らにとっても素晴らしい経験になったことでしょう。

 

【ドイツ観光】

短期ドイツサッカー留学といっても、サッカーだけが目的ではありません。将来、海外を見据えるうえで避けては通れない食事の問題や文化の違いをはじめとして、日本ではなかなかできない貴重な経験をドイツではすることができます。フランクフルト市内の観光はもちろん、ハイデルベルクやマインツなどドイツの昔ながらの街並みを見ることができる場所にも行きました。また、身近なドイツスーパーでの買い物や公共交通機関の乗り換えはもちろん、お城や教会などの建造物を見学したり、ドイツ料理を堪能したりしました。
中学生ながらに1人で海外に渡航し、普段しないような洗濯、自炊なども含め異国の地で様々な経験をできたことがサッカー選手としてだけでなく1人の人間としても成長できる良い機会を提供できていたら私たちは嬉しいです。

 

 

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