こんにちは、りさです。 先日ブンデスリーガの試合を観戦してきました

[大会] 18/19ブンデスリーガ第14節

[対戦相手] シャルケ04 VS ボルシア・ドルトムント

[スタジアム] フェルティンス・アレーナ   シャルケ04と、香川真司選手が所属する同じルール地方を拠点とするクラブです。

両チームともに熱いサポーターが自慢であり、ルールダービーと呼ばれるこの対決はヨーロッパ屈指のダービーマッチです。

今回はシャルケ04のホームでのルールダービーでした。 シャルケ04のホームタウンは、ドイツ西部にあるGelsenkirchen(ゲルゼンキルヘン)という小さな街です。

かつては炭鉱の街として栄えた工業都市で、シャルケ04の源泉も石炭産業にあります。

シャルケ04のホームスタジアム「Veltins Arena(フェルティンス・アレーナ)」はゲルゼンキルヘン中央駅から路面電車で20分ほどのところにあります。

  ちなみに試合当日はチケットがあればルール地方の電車(VRR)に無料で乗車することができます。

ダービーマッチということもあり、スタジアムへ向かう電車の中からすでにサポーターは気合十分。

電車の中でビールを片手に、大声でチャントを歌うサポーターが何人もいました。  

キックオフ1時間半前にスタジアムに到着すると、入場口にはすでに長蛇の列ができていました。

ボディチェックが入念に行われるため、日本のスタジアムよりも入場に時間がかかります。

入場口はボディチェックを待つサポーターでこの人だかりです。

 

ボディチェックを終えようやく混雑から抜け出すと、少し不思議な人たちに出会いました。

彼らはスタジアムでチップスの宣伝をするために来ており、「Hallo!」と声を掛けに行くと、小さなチップスを2袋プレゼントしてくれました。

コンコースに入ると、売店に並ぶサポーターで大混雑していました。

ビールを飲んで陽気になっているサポーターが多く、皆わいわいとおしゃべりを楽しんでいました。

人込みの中を歩いていると、ドイツ人のおっちゃんに「コンニチワ!」と声を掛けられました。

シャルケ04には内田篤人選手(鹿島アントラーズ)が8年間在籍したこともあり、

日本語を知っていたのでしょう。内田選手は確かにこの地で功績を残し、

サポーターに愛されていたのだなと感じ、何だか嬉しくなりました。    

さて、実はここで一つ失敗したことがありました。

席に行く前に売店に寄りましたが、何も買うことができなかったのです。

フェルティンス・アレーナの売店では、専用のプリペイドカードでの決済が主流で現金は使えません。

売店は大混雑だったためレジのお姉さんも余裕がなく、プリペイドカードの買い方を聞くことができませんでした。  

そうこうしているうちにアップが始まってしまったので、席に向かいました。

 

スタジアムに入ると、隅の方も上の方も人でぎっしりの観客席が目に入ってきました。

両チームのサポーターが大声でチャントを歌っており、日本ではなかなか見ることのできない迫力がありました。

これがヨーロッパ屈指のダービーマッチの雰囲気か、と感動しました。

  試合はダービーらしい白熱したものでした。

前半7分にフリーキックをヘディングで合わせてドルトムントが先制すると、前半はドルトムントペースで進みます。

後半はシャルケもチャンスを作り出し、後半16分にはVARの判定からシャルケがPKを獲得。

これを決めて試合を振り出しに戻します。 しかし後半29分に再びドルトムントが得点し、

試合はそのまま1-2でドルトムントの勝利に終わりました。

両チームともに球際は激しく、選手がやりあうこともしばしば。

サポーターの野次も激しく、怖いと感じるほどでした。

私はメインスタンド上部の指定席で観戦していましたが、近くに座っていたサポーターもとても熱い方々で、

試合中によく大声で叫んでいました。

今回は香川選手の出場はありませんでしたが、数年前にはこの雰囲気の中で香川選手と内田選手の日本人対決があったと考えると、

とんでもなくすごいことだったなと思います。

  スタジアムを出た私の率直な感想は「ここは部外者が来るところではないな」でした。

ルールダービーは選手もサポーターも、そう思わせるだけの迫力がありました。  

今回のブンデスリーガ観戦ではドイツサッカーの熱さと激しさを強く感じることができ、感激の連続でした。